「婚活サイト」「婚活アプリ」などのインターネットマッチングサービスについては、気軽に利用できる婚活サービスとして近年急速に普及し、結婚相談所や婚活パーティなども含めた婚活サービス全体の利用経験者は結婚した人のうち10%を超える割合に達しています。
一方で、未婚化・晩婚化が進む中で、独身者の結婚できない理由のうち最も多い理由としては「適当な相手に巡り合わないこと」が挙げられており、様々な婚活サービスの一層の普及が求められており、少子化対策として広く婚活を促進する観点からも、「婚活サイト」「婚活アプリ」などのインターネットマッチングサービスを消費者が安心して利用することができる評価制度などの仕組みにより、信頼性向上が求められているところです。
このような社会的要請を踏まえ、当機構では、2017年7月よりインターネットマッチングサービスに関し、認証制度としての検討を開始し、インターネット型結婚相手紹介サービス業に関する認証制度の在り方について十分な調査・検討を行うため、第三者として外部の専門家(学識経験者、消費者、有識者、事業者など)を交えた「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度に関する検討委員会」(座長:樋口一清法政大学客員教授(当時))を当機構により設置し検討を行いました。
「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度に関する検討委員会」は、2019年5月より2019年11月までの期間に開催され、婚活サービス全体の信頼性の確保と、インターネット型結婚相手紹介サービスの一層の普及に向けて、消費者が安心してインターネット型結婚相手紹介サービスを利用できるための、適切な認証制度の在り方について検討を行いました。
当機構は、2020年1月に上記の検討委員会による答申を受け、答申された委員会報告に基づきインターネット型結婚相手紹介サービス業に関する認証制度を創設するものです。
2020年7月2日
特定非営利活動法人 結婚相手紹介サービス業認証機構
理事長 茂木信太郎